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先輩が語る「小出鋼管」

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吉田剛司

KOIDE TENNESSEE, INC.社長
同志社大学 工学部卒

たとえば・・・海外で会社を経営してみませんか?

社会人になればかなえたい夢。
さまざまな事柄がある中、たとえば、自分で会社を経営してみるということ。
そして、それも海外で、となると、そう誰にでもチャンスがあるわけではないかもしれません。

そんなチャンスを若くして持てるというのが、社員数70名ながら、現在、海外に11の事業拠点を有している当社です。 

11箇所ある海外事業所のひとつで創業11年目を迎えたアメリカでの拠点、テネシー州にあるKOIDE TENNESSEE, INC.を私は4年半前より任され、経営に携わっています。
このテネシー工場には40代の私のほか、同じく40代前半で営業・資材調達を担当する副社長、そして入社3年目で当地に赴任、総勢40名の現場作業者を統括する工場長の合計3名の日本人駐在員が赴任しています。

経営に関しては、勿論、日本に本社のある他の多くの日系企業同様、投資案件には本社決裁が必要ですが、日常的に行う顧客との価格取り決め、調達する原材料や工場で使う消耗品、副資材の発注、また従業員の採用や処遇、時には解雇など、ひとつの会社を経営していく為に必要な判断は基本的に現地法人社長に任されており、日々海外での会社経営の醍醐味を味わっています。

無論、楽しいことばかりでは決してありません。
最終的な判断を任されている以上、経営者は孤独!!というのも実感としてよくわかります。
小さな会社だけにマニュアルや社内ルールが細部まで定まっていないことも多く、また、身近なアメリカと言えども文化、常識、慣習の違う海外ですので戸惑いも多く、苦労は尽きません。 が、無いルールは自分で作る、作り上げていくというのは経営者にしか出来ないことと思い、頑張っています。

日常業務として、顧客への営業対応などは必須であることは言うまでもありませんが、この他社内のルール作りひとつとっても、

顧客との交渉、従業員との意思疎通をスムーズに行うための「使える英語」

工場運営のためには、生産管理、在庫管理の知識

会社経営のためには、経理・会計・財務などの知識

人事・採用といった面では、米国の雇用法などの法的知識や業務・業績評価の手法

などなど、学ぶべき、学ばなければならないことは無数にあります。

生産工場ですから継続した原価低減努力は必要で、そのためには日々何らかの改善が必要となります。
工場内をどのように変えていくか、そこにはルールも前例も無く、経営者が旗を振らなければ従業員はなかなか自らは動きません。ただうまく改善が出来、機能し、顧客から大きな評価を得たときの気分はひとしおであることも間違いありません。

捉え方次第ですが、これを大変と考えるか、千載一遇の好機と捉えるかでその人の将来は変わってくるのではないでしょうか? 

ここで得た知識や経験はきっと将来役に立つ!!

近くにSmoky Mountain 山脈を望む、ときには野生の鹿や七面鳥が工場の回りを駆け回り、目を和ませてくれる風光明媚な田舎町、アメリカ南東部テネシー州Rockford 市にて、そんなことを考えながら、日々悪戦苦闘を続けています。

ランチの風景